自分では広い場所で誰かに迷惑をかけることがないと思っていても、放置自転車はいろいろな問題を引き起こしています。
たとえば、健常者は気づかなくても、自転車を歩道にとめたせいで視覚障害者の歩行の妨げになり、大きなケガを負わせてしまうこともあります。場合によっては命に関わることもあることを、自転車の持ち主は十分に理解したうえで取り扱いを行う必要があります。
数多くの自転車が置かれていなくても、1台の自転車のせいで消防車や救急車やパトカーなどの緊急車両が通れなくなることもあります。そうなると、間接的にたくさんの人の迷惑をかけることになる可能性が出てきます。災害時の避難の妨げになることもあり、街の美観を損なう要因になることも考えられます。
放置自転車を置かれた土地の持ち主で、気持ちよく思う人はいないと思います。自分の家の中に知らない人の自転車を置かれたと考えれば、それがいけないことなのは小さな子どもでも理解できます。大人がそのようなことをしてはいけません。