バイクが屋外に放置されると、1週間程度で鉄部分にサビが出始めます。しかし、1週間程度で出るサビに関しては、布などで簡単に拭き取れるので元通りになります。
ただし、サビが一度発生するとウィルスのように出やすい状況をつくり、1ヶ月ほど経てばフレームや外装からもサビが出てきます。サビをそのまま放置しておくと、金属を腐食させて車体に穴を作る原因にもなってしまいます。
バイクを放置して3ヶ月程度経つと、タイヤの劣化も本格化します。タイヤの側面のサンドウォールに亀裂が入って、タイヤの空気も半分程度減ってしまうこともあります。こうなるとエンジンがかかったとしても、タイヤを交換しないと普通に走行できなくなってしまいます。
半年も経てばガソリンが腐り始めます。液状化してエンジンがかからなくなる可能性が高まります。ガソリンが揮発し、タンクが一部空気に触れることにより、タンク内部にもサビ始めます。
バイクが放置されて1年程度経つと、元の状態にすることは困難になり、修理できたとしても数十万円単位の高額な費用がかかってしまいます。